1. ガラス製温度計
  2. 留点温度計

留点温度計

  • 最高温度指示温度計
  • 計測後、体温計のように振り下げ(または本の上でショックを与えて)現在温度まで示度を下げてから使用します。
  • 検査成績書、校正証明書発行可能。
  • カンヅメ用は本の上でショックを与えて示度を下げます。
  • 全没式です。
  • 更新日:2024/1/10

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水銀棒状
水銀二重管イメージ
水銀二重管
留点拡大図
カンツメ用

特徴

 体温計のような最高温度計の一種で、ガラス管の球部の上端に留点とよばれる狭い部分が設けられ、温度が上がる時には、水銀は留点を通過しますが、温度が下がる時には、水銀は留点のところで切れて、留点から上にある水銀は下がることができず、ガラス管内に残留します。そのため最高温度が測定できるようになっています。通常温度範囲は-20~360℃で、1℃目盛りですが、0・1℃目盛りのものもあります。400℃以上は製造困難です。

用途
或る一定時間内の最高温度の測定が出来るので恒温装置、乾燥装置などに多く利用されています。
読取温度について
■「読取温度 温槽温度」:従来からある一般の留点温度計「読取温度:温槽温度」は、全浸没の状態で目盛りをつけていますので、気温になるまで放置
              してから読み取ると、水銀の凝縮により実際より低い温度を示します。例えば、200℃の温度計測後、室温20℃で読み取ると
              約8℃の示度の低下が見られます。
■「読取温度 23℃」:「読取温度:23℃」のものは、200℃の温度計測後、室温23℃で読み取ると200℃を示すように作られています。
取扱い方
留点に残留している水銀は、振り下げることによって、留点を通過して球部に返すことができます。使用開始前に必ず体温計のように振り下げてからお使い下さい。この場合、気温以下には下がりません。 (缶詰用留点はダウンページのような柔らかい分厚い本の上で温度計を立てた状態で下方向に軽くショックを与えて示度を下げます。)

仕様

製品No. 型番 製品仕様  価格(税抜き)
目盛(℃) 温度範囲(℃) 全長(mm) 読取温度
1-66-2 HGP-50 1 水銀棒状    0~ 50  1/1 300 温槽温度 ¥3,000
1-66-10 HGP2-50 0.5 水銀棒状   0~ 50  1/2 300 温槽温度 ¥3,000
1-66-11 HGP2-3070 0.5 水銀棒状   +30~70  1/2 300 温槽温度 ¥3,000
1-66-9 HGP2-100 0.5 水銀棒状   0~100  1/2 300 温槽温度 ¥2,800
1-66-40 HGP-150 0.5 水銀棒状   0~150  1/2 300 温槽温度 ¥12,400
1-66-50 HGP2-200 0.5 水銀棒状   0~200  1/2 300 温槽温度 ¥15,300
1-66-60GA*1 GAP-250 1 GA棒状 0~250  1/1 300 23℃ ¥98,000
1-66-70 HGP-310 1 水銀棒状 0~310  1/1 300 温槽温度 \20,000
1-68-80 HGP-360 1 水銀棒状 0~360  1/1 330 温槽温度 ¥24,000
1-68-1 HGP15-100 1 水銀棒状   0~100  1/1 150 温槽温度 ¥2,800
1-68-3 HGP15-200 2 水銀棒状   0~200  2/1 150 温槽温度 ¥4,000
1-68-11 HGP10-50 1 水銀棒状   0~ 50  1/1 102 温槽温度 ¥3,000
*1水銀ゼロの温度計です。(感温液:ガリウム、銀色)

カンヅメ用留点温度計

製品No. 型番 製品仕様  価格(税抜き)
目盛(℃) 温度範囲(℃) 全長(mm) 読取温度
1-67-5WP P5-80130WP 2 二重管水銀  80~130 2/1 50~60 23℃ ¥12,000