ガラス温度計を部分浸没で使用する場合に避ける事の出来ない露出誤差を面倒な計算によらず、目盛部を移動するだけでほぼ完全に補正することが出来る特殊機構をもつガラス温度計です。
同一の温度計用ガラス毛細管内に同種の感温液が入る2本の孔があり、一方の孔は球部に連結して通常の温度計(主温度計)を構成し、他方の孔は球部の近くで途切れて感温液柱のみの一種の糸球温度計(副温度計)を構成しています。
目盛は通常の棒状温度計のようにガラス毛細管の表面に直接刻まれることなく、ガラス毛細管の表面に密着して移動出来るように被覆した透明ガラス管の外側に刻まれています。この目盛部には主温度計側に温度目盛、副温度計側に1本の基線が刻まれています。
温度測定には球下端より2本の感温液柱のある任意の位置まで測る温度に挿入し、目盛部を移動させて基線が副温度計の感温液柱頭に合致する状態で主温度計の示度を温度目盛で読取れば、挿入の深さの違いや感温液の露出部の温度変化に影響されず、常に球部周辺の正しい温度を測ることが出来ます。
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用途 |
通常のガラス温度計の用途以外に、通常のガラス温度計では不可能な広範囲な用途があります。効果的な例としては、下記の如くです。
・試験器、分析装置、蒸溜器、恒温槽等の科学機器の局所の精密温度測定
・地中、水中、液中の任意の深さでの温度測定
・室温との差の大きい高温・低温の温度測定
・金属保護枠に入れておこなう温度測定 |
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選び方 |
| ひんぱんに使用する温度が目盛範囲の中央で温度が測れるよう温度計を選ぶと室温の変化に対しても完全に露出補正する事が出来ます。 |
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