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カタ温度計

  • 工場、作業所、洞窟、病院、研究所、教室、事務所などあらゆる現場で労働環境などを確認する際に求められる気流・冷却力・感賞温度を計測。
  • セット内のカタ計(普通・高温)を変えることも可能(指定)。
  • 更新日:2020/12/17

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普通カタ計イメージ
KT-SET-Ⅱ
アルミケース
KT-WD
木箱

仕様

製品No. 仕様 価格(税抜き)
KT-SET-Ⅱ 普通カタ計、高温カタ計、支柱Ⅱ、台、魔法瓶、つり金具Ⅱ、アルミケース ¥29,000
KT-WD 普通カタ計、高温カタ計、支柱Ⅱ、台、魔法瓶、つり金具Ⅱ、木箱 ¥29,000
KT-BOX 普通カタ計、高温カタ計、支柱Ⅱ、台、魔法瓶、つり金具Ⅱ、ダンボール箱 ¥25,000
KT-N 普通カタ計/A38~B35℃ ¥4,800
KT-NW 普通カタ計/A38~B35℃ ガーゼ付 ¥5,600
KT-H 高温カタ計/A55~B52℃ ¥4,800
KT-HW 高温カタ計/A55~B52℃ ガーゼ付 ¥5,600

カタ温度計ついて

 カタ温度計は、温度・湿度・風速などが、人間にどのような感じを与えるかという、環境条件のよしあしの見当をつける温度計の一種で、どちらかと言えば不快指数計に近いものです。人間の体に涼しさを感じさせるのは、体熱をもち去ってゆく風の速さが関係するようですが、これらがどんな関係で作用しあっているかは難しい問題で、風の冷却力をはかることによってその見当がつきます。カタ温度計とはそのような目的のためのものです。  
 構造はJIS規格で定められており、全長約220mm、球部の径約17mm、長さ約40mm、感温液にはエチルアルコールが使用されています。普通用(N)と高温用(H)の二種類があり、普通用は38℃と35℃に目盛線が、高温用は55℃と52℃に目盛線がつけられています。裏面にはカタ係数が記されていますが、この意味することは、球部の1cm2当りの表面から1秒間にもち去る熱量をミリグラム・カロリー単位で示したものです。JIS規格では算出法が定められています。普通は球部を約44℃に熱し、これを空気中にさらし、38℃から35℃まで下がる時間をはかり、カタ温度計に記入してある係数をその時間で割った値(カタ値という)で環境条件の良否を判定します。

用途
ビル・工場・鉱山などで、労働環境測定、風速測定のため用いられます。
選び方
 普通用(N)と高温用(H)の二種類があり、普通用は測定場所の気温が30℃以下の時に、高温用はそれより高い時に使用します。又、乾カタ温度計と湿カタ温度計(球部にガーゼをつけたもの)があり、身体からの熱の放出率を測定する場合には乾カタ温度計を、身体に汗を生じ肌着が湿っているような状態の時の熱の放出率を測定する場合には湿カタ温度計を使用します。通常は乾カタ温度計を用いて測定を行います。
取扱い方
カタ温度計は特殊な温度計なので、取扱いについては、JIS-B-7351を参照して下さい。